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経済・経営系大学編入過去問分析

京都大学経済学部編入試験
【経済学】
全問記述形式。問題は大問4問が用意してあり、その中から2問を選択して解答する。例年、大問4問の内容は、大きく近代経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)と社会経済学に分かれる。近代経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)も社会経済学式が記述式のため、表面的な学科の理解では合格答案の作成は難しい。
まず、近代経済学については、例年、ミクロ経済学とマクロ経済学からそれぞれ1問ずつ出題される。出題事項はミクロ経済学からは消費者行動、生産者行動の出題が、マクロ経済学からはIS-LM分析の出題が目立つ。出題形式は、受験生に自ら図や数式を使って内容を説明させる問題もあるが、典型的な計算問題の場合もある。前者の図や数式による内容を説明させる問題例としては、ミクロ経済学では、無差別曲線、予算制約線、限界代替率といった消費者の行動に関わる概念の理解を問う問題、マクロ経済学では、IS曲線やLM曲線の導出に関わる問題などがあげられる。後者の計算問題の例としては、ミクロ経済学では消費者の最大化問題や企業の供給曲線の導出、マクロ経済学では、IS-LM分析、物価指数の計算、債券価格の計算の問題があげられる。学習対策としては、ミクロ経済学では、消費者行動、生産者行動、市場分析、独占市場、パレート最適、市場の失敗、国際貿易、マクロ経済学では、45度線分析、IS-LM分析、投資関数、消費関数、銀行の行動、債券価格、成長理論、国際マクロといった典型的な学習内容をしっかり理解することが重要となる。社会経済学の場合も同様である。

【英語】
全問記述形式。問題は大問2問が用意してあり、2問とも解答する。どちらかが日本語による部分訳で、どちらかが全文訳である。文章の内容は社会科学一般の素養を問う問題と、経済学の専門知識(主に近代経済学)を扱う問題の二つに分かれ、毎年二つのタイプから1問ずつ出題される。全文訳は260単語程度の文章で、部分訳は350単語程度の文章である。構文を的確に把握する英語力とともに、経済学の素養や英語による経済学の典型的なキーワードをおさえること、および、時間内に意味内容を正確に伝える答案を作成する力を養うことが重要になる。英語で書かれた経済学のテキスト(マンキュー、スティグリッツ、サミュエルソンなど)を読んだり、Timesなどの時事問題を扱った英文雑誌を普段から読むことも重要であろう。

 

同志社大学経済学部編入学試験

試験科目は英語(120分)、経済学(150分)の二科目である。

【経済学】
経済学はミクロ経済学、マクロ経済学、マルクス経済学、経済学史の4分野から出題される。ミクロ経済学については、余剰分析や死荷重を求めさせる問題、独占企業の行動を問う問題、市場の失敗に関する問題などミクロ経済学の典型的なテーマを問う問題が出題されている。出題形式は計算が主であるが、市場の失敗一般を問う問題など文章で答えさせる問題もある。問題数は3問程度である。マクロ経済学についても、45度線分析、信用乗数、投資の限界効率、IS-LM分析などマクロ経済学の典型的なテーマを問う問題が出題されている。ここでも、出題形式は計算が主であるが、IS-LM分析による財政政策や金融政策の効果を問う問題など、文章と図による解答を求めさせる問題も出題されている。IS-LM分析について、同じ年に。政策の効果を問う問題とは別の小問で、計算による理解を試す場合もある。また、流動性のわな、貸付資金説、古典派の第1公準、合成の誤謬などマクロ経済学の主要概念を表す語について文章によって説明させる問題もある。問題数は4問程度で、文章を使った解答も目立つため、ミクロ経済学より分量は多い。ミクロ経済学、マクロ経済学の対策としては、資格試験の準備のための問題集等で双方の典型的な問題につき、計算を中心にきちんと理解しておくことが必要になる。ただ、それとは別に文章による解答の対策のため、双方のテキストも通読し、典型的な論点については、自分の解答を作っておき、あらかじめ第三者に添削しておくことも必要になる。マルクス経済および経済学史は2問程度が出題され、いずれも双方の典型的な論点につき、文章で答えさせる問題である。テキストを読み込み、典型的な論点につき、あらかじめ解答を作っておくことが望ましい。

【英語】
英語は大問2題(ⅠとⅡ)が出題される。出題形式としては、まず、長文が与えられ、それに関して問う形が中心となり、そのなかでも、長文中の英文を日本語に訳させる問いが中心となる。また、選択式による内容把握を問う問題、さらには大学受験によくみられる前置詞を埋めさせる簡単な文法力を問う問題もある。また、英文の内容理解を文章で問う問題もある。英語の長さは各大問につき、500単語から600単語程度、計1100単語程度になり、内容は経済、社会、政治で時事的に問題になっているテーマに関するもの、経済学の学習事項(概念、理論)に関するもの、経済学を支える方法論(経済哲学)に関わるもの、などが出題される。対策としては、大学編入試験や大学院入学試験対策の問題集等により、上にあげた経済系で典型的に出題されるテーマを扱った英文を読む相当量、読み込む必要がある。その場合、120分の規定時間内に上で示した相当量の英文の読解がきちんと完了するようなトレーニングと典型的出題事項を網羅して理解の幅を広げる対策の双方を平行して行っていく必要がある。また、経済学の対策にもなるが、経済学のテキスト(できれば英文)で通読しておくことも効果てきである。さらに、日本文でいいから、時事問題を扱っている文章を普段から読みなれておくことも望ましい。

 

同志社大学商学部編入学試験

試験科目は英語(90分)、論文(120分)の二科目である。

【論文】
論文は、Ⅰ経済原論、Ⅱ商業史、Ⅲ貿易論、Ⅳ経営学、Ⅴ簿記学、Ⅵ会計学、Ⅶ流通論の7科目の問題が用意される。その中から、2科目選択して解答する形式である。経済原論では、IS-LM分析による財政・金融政策の効果を論じるなど、マクロ経済学やミクロ経済学の典型的な出題である。商業史は標準的なテキストに記載されている基本事項の知識について問う問題、貿易論は、保護貿易や自由貿易の効果など、経済学の知識を背景として、現在貿易を取り巻く問題について論じる問題が出題される。経営学も競争優位など、組織論、戦略論を中心に、その典型的な問題が出題される。簿記学は清算表のよる簡易な総合問題と財産法や損益法といった典型的な論点に関わる文章によって答えさせる問題、典型的な仕訳に関する問題の3つから出題される。会計学は、連結財務諸表、財務リバリッジといった、会計学の典型的な問題と、財務分析や財務論に関わる問題が出題される。流通論は、eコマースといった、経済学の知識を背景として、現在貿易を取り巻く問題について論じる問題が出題される。対策としては、経済学、経営学、簿記学、会計学については、資格試験にも登場する科目であるため、市販の対策用のテキストが多いやめ、それを使って典型的な論点をつぶす対策が最も効率的であろう。問題を通じて、実力をチェックしていくのである。ただ、簿記学以外は(簿記学も一部は)、文章で答えさせる形式であるので、時間内に正しい文章が書く訓練も行い、書いたものを第三者に見てもらうことも必要となろう。商業史、貿易論、流通論などは、典型的なテキスト、できれば同志社の先生が書いている、あるいは同志社の授業で使っているテキストを読み込み、典型的な論点を理解することが肝要である。ここでも、時間内に正しい文章が書く訓練も行い、書いたものを第三者に見てもらうことも必要となろう。

【英語】
英語は大問2題(ⅠとⅡ)が出題される。出題形式としては、まず、長文が与えられ、長文中の英文を日本語に訳させる問いが中心となる。英語の長さは各大問につき、250単語から300単語程度、計550単語程度になる。そのうち、和訳の対象となる箇所は1/3から半分を占める。内容は専門(商学・経済・経営)に必ずしも直接関わるものではなく、専門を取り巻く内容、すなわち、現在、経済、社会、政治で時事的に問題になっているテーマに関するもの、専門を支える方法論に関わるもの、などが出題される。対策としては、大学編入試験や大学院入学試験対策の問題集等により、商学・経営・経済系で典型的に出題されるテーマを扱った英文を相当量、読み込む必要がある。その場合、120分の規定時間内に上で示した相当量の英文の正しく読み、また和訳がきちんと完了するようなトレーニングも行っていく必要がある。和訳した文は第三者に添削してもらうことが望ましい。また、日本文でいいから、時事問題を扱っている文章を普段から読みなれておくことや、長文の和訳対策として適宜、自分の意見を文章でまとめる習慣をつけることも望ましい。

 

南山大学 経済学部経済学科 編入学・転入学・転部・転科試験問題

試験科目として、小論文が果される。1200字程度の日本文を読ませ、それに関連した2問程度の小問が用意され、文章で記述する方式がとられる。問1は200字から300字程度で、問2は字数制限がなく、自由に答えさせる形式である。日本文の内容は、産地偽装など、現実の経済や社会で起こっていることを、文章によって、経済学の視点を使って、分析的に述べたものである。すなわち、ある事象(例えば産地偽装)に注目し、のみならず、それに関わる複数の(経済)主体(例えば生産者、消費者など)の誘因がいかなるものかを列挙したあと、その複数の主体間の誘因の大きさやそれを生むに至る原因のバランスによって、いかに注目した事象が生まれるかについて記述したものが提示される。それを踏まえて、受験生にまず、経済学の基本的な論点(例えば2011年度の場合は逆選択)で、いかに分析が進むかを問いたあと、文章中で注目した事象について自由に述べさせる形式がとられる。小論文とは主に、この最後の問題形式を指すと考えてもよいであろう。
対策としては、問題文として用意された文章の時間内での読解力を高めるため、現実の経済や社会で起きている事象について述べられた、新聞やジャーナルの文章を習慣的に読んでおくことが肝要となる。財政や金融といった、経済で中心となる問題以外にも、一見すると直接経済に関係ないことでも、経済的な分析が可能な問題を扱ったものに関しては積極的に読んでいく必要がある。ここで、文章を読む際に、経済的観点からどのように分析されるかを例えば箇条書き式のメモを取りながら読むことが望ましい。これはいざ、本試験で問題文を読む際での効率的なメモをとるためのトレーニングにもなる。
また、問題文を読む際に必要となる、そもそもの経済視点を身につけるため、および実際に経済学の基本的な知識を問う問題の対策のため、大学教養課程で使う簡単なテキストを通読しておくことが望ましい。また、ただ読むだけでなく、それら基本事項の定義やロジックを実際に書いてみて、第三者に正しく理解できているかどうかチェックしてもらうことが望ましい。
最後に、最後の本格的な小論文対策として、新聞やジャーナルに載った、話題になっている事象について実際に自分の考え方を文章でまとめるトレーニングが必要となる。最初は新聞やジャーナルに載ったまず一つの文章を参考にして、文章を書く訓練からはじめ、それがある程度行けたら、関連したテーマを扱う複数の文章を読み込み、それらを利用して自分の一つの文章にまとめる訓練をしていくといい。さらに、それがすんだら、話題となっているテーマにつき自力で文章でまとめてみることに挑戦することが望ましい。書き上がった文章を第三者に見てもらい、正しく自分の考えが伝わっているかをチェックしてもらうことが望ましいのは言うまでもない。

 

南山大学 経営学部経営学科 編入学・転入学・転部・転科試験問題

試験科目として、小論文が果される。日本文を読ませ、それに関連した2問程度の小問が用意され、文章で記述する方式がとられる。問1は200字程度で、問2は800字程度で、自由に答えさせる形式である。日本文の内容は、女性管理者など、現実の経済や社会で起こっていることを、文章によって、経営学の視点を使って、分析的に述べたものである。すなわち、ある事象(例えば女性管理者)に注目し、のみならず、それに関わる複数の事例や当事者の意見がいかなるものかを列挙したあと、それがいかに生まれたか、それに関わる問題、今後どのように進むのが望ましいかについて記述したものが提示される。それを踏まえて、受験生にまず、文章で中心になっている経営学の基本的な論点で、の理解を問いたあと、文章中で注目した事象について自由に述べさせる形式がとられる。小論文とは主に、この最後の問題形式を指すと考えてもよいであろう。
対策としては、問題文として用意された文章の時間内での読解力を高めるため、現実の経営や社会で起きている事象について述べられた、新聞やジャーナルの文章を習慣的に読んでおくことが肝要となる。経営で中心となる問題以外にも、一見すると直接経営に関係ないことでも、経営学的な分析が可能な問題を扱ったものに関しては積極的に読んでいく必要がある。ここで、文章を読む際に、経済的観点からどのように分析されるかを例えば箇条書き式のメモを取りながら読むことが望ましい。これはいざ、本試験で問題文を読む際での効率的なメモをとるためのトレーニングにもなる。
また、問題文を読む際に必要となる、そもそもの経済視点を身につけるため、および実際に経営学の基本的な知識を問う問題の対策のため、大学教養課程で使う簡単なテキストを通読しておくことが望ましい。また、ただ読むだけでなく、それら基本事項の定義やロジックを実際に書いてみて、第三者に正しく理解できているかどうかチェックしてもらうことが望ましい。また、経営学の基本的な議論がそのままの形で問われるのはまれで、ひねった形で問われるのが傾向としてあるため、そのような基本的な経営学の概念が実際の経営の問題にどのように生かされるかについても考える必要がある。
最後に、最後の本格的な小論文対策として、新聞やジャーナルに載った、話題になっている事象について実際に自分の考え方を文章でまとめるトレーニングが必要となる。最初は新聞やジャーナルに載ったまず一つの文章を参考にして、文章を書く訓練からはじめ、それがある程度行けたら、関連したテーマを扱う複数の文章を読み込み、それらを利用して自分の一つの文章にまとめる訓練をしていくといい。さらに、それがすんだら、話題となっているテーマにつき自力で文章でまとめてみることに挑戦することが望ましい。書き上がった文章を第三者に見てもらい、正しく自分の考えが伝わっているかをチェックしてもらうことが望ましいのは言うまでもない。

 
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「いろいろ調べて、日本編入学院という予備校があるのを見つけた。(中略)
編入学院では徹底的にしごかれた。小論文がこれほど難しいものとは思わなかった。(中略)
先生から添削で細かく注意を受け、論文らしい文章にすることを学んだ。」(p.75-76より)



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