看護系大学編入過去問分析

杏林大学保健学部編入試験

マークシート形式の5択問題が20問。構成としては、発音、アクセント、同意語、文法問題、穴埋め問題、会話問題、文章並び替え問題、英訳問題、和訳問題が各々2~3題あり、適した答えを5択から1つ選ばせるものである。レベル的には、[would you mind ~ing]の用法を問う比較的簡単なものから、やや難しめなものまで多岐に渡るが、よく見ると基本的な問題の割合が多いことに気づく。色々な形式の問題がマークシート形式で一辺に出題されるため、最初は戸惑うが、過去問題を2~3ヵ年分程度解いて形式に慣れることがまず最初であり、落ち着いて解けば、基本的な問題も多いことに気づき、得点を上げることも可能であると思われる。対策としては、高校の英語の基本を幅広くしっかり押さえておくことが重要である。すなわち、単語の発音、アクセント、意味をまず押さえておき、文法も知っておき、かつ英訳や和訳も出来るようにしておく。高校レベルの英語のマークシート形式の問題集が少ないため、センター用過去問題や対策本を活用してもレベル的には合っていると思われる。

 

群馬大学医学部保健学科編入試験

英文長文一題が出題される。A41枚半程度の長文に対して、文章中の下線を引かれた部分の和訳や内容に関して日本語で答えさせる問題が大半(5~6問)を占め、その他には、1問文章中の穴埋めがあり、それは主に接続詞や関係代名詞、前置詞を入れさせる問題である。

長文の内容としては、やや難しめでCNNなどの健康に関するニュースの記事が出ている。問題を解くに当たって、全文を完全に理解する必要はないが、大要を把握する必要があること、英文和訳が出来ること、質問されている箇所の前後の内容が理解できることが挙げられる。また、問題としては少ないが、穴埋め問題もあるため、文法や熟語なども多少理解しておく必要がある。

長文読解・和訳の対策としては、英文内容がやや難しく専門的であるため、医学部系の英語長文問題集を購入し、和訳や内容理解の練習をすることが効果があると思われる。

 

聖隷クリストファー大学看護学部編入試験

問題は全文英語で、4択形式。英語長文2題に各5問ずつ内容を問う問題が英文で出される。英語長文は、日本人(恐らく所属の大学の教授)が書いたと思われる比較的平易な英文である。内容としては、「献血の歴史」や「10代と両親とのコミュニケーションの不和」など、比較的誰でも知識がある題材が取り上げられている。しかし、問題長文と問いが全て英語で書かれているため、英語アレルギーがある人には、最初は抵抗が強いと思われる。ただし、長文は平易な英語で書かれており、長文の内容も親しみが持てるものが多く、問いに関しては非常に分かりやすいものとなっているので、英語長文読みに慣れさえすれば、点は取れやすいものと思われる。少し英語の実力がある人は、満点も夢ではないような問題になっている。しかし、受験者の実力にはバラつきがあると思われるため、合格点のボーダー予想としては、編入の合格点の基本点である5割を挙げておく。対策としては、高校レベルの基本的な英単語帳を1冊暗記(英日)することと、医療看護系の英語長文精読の問題集を良く読む練習をすることが挙げられる。英語長文を精読するときのコツは、細かい文法などの点にこだわらず、英文の内容を理解することに重点を置く点である。

 

東海大学健康科学部看護学科編入学試験

和文英訳以外は全て4択形式。試験内容は、およそ英語長文読解と文法穴埋め、英単語の類義語選択、英会話文の応答文の選択、和文英訳4問からなっている。

英語長文の内容に関しては、A4用紙1枚程度の医学最新トピックに関する小論(特に時事問題の評論)が多い。例えば、「嗅覚と医学」や、「言語と脳の機構」などである。長文のメインテーマ(主題)を表す英文を選ばせる問題が1問、内容に対する質問があり、質問にあった回答を4択から選ばせる問題が5~6問、穴埋めで接続詞などを選ばせる問題が2問というのが最近の構成である。ここで気をつけて欲しいのは、質問も4択の回答もほぼ全て英語で書かれている点である。また、長文の英語自体は易しめだが、内容的には医学の最新トピックであり、医学記事に慣れていないと理解するのが難しい点である。そこで、日本語で書かれたもので構わないので、医学系の記事に触れて医学の研究論文(特に短めの記事の評論文であるので、新聞の医学・健康・看護系記事の欄を読むと良い)に慣れておくことが重要である。

また、文法穴埋め問題は15問程度、英単語の類義語問題は5問程度だが、どちらも、あまり看護・医学と内容的に関係なく、単純に高校の文法・英単語の基礎から応用を問う問題であるが、総じて、典型的に問題にされやすいものが出題されており、重箱の隅をつつくような問題は出ていない。こちらに関しては、高校レベルの文法参考書と単語帳で、基礎から応用までの基本を押さえており、あまり細かいところまで追求していないシンプルな参考書・単語帳を選び、その1冊を徹底的にすることが重要である。

英会話文の応答問題に関しては、こちらも高校の教科書程度で習うような基礎的な会話であり、特に難しい英文は出題されていない。高校レベルの教科書の英会話の用例を良く読んで覚えておくことが重要である。

最後に和文英訳だが、英作は看護系の学校には珍しい問題であり、対策が必要である。和文英訳の問題は、医療・看護系の内容のものではなく、一般的な英訳である。しかし、ここでも、高校の応用レベルの和文英訳・英作の文法や単語の知識が必要とされる。高校の英作の参考書は少ないので、ぜひ、高校のときの英作文の教科書を入手してもらい、徹底して英作の構文などを復習してもらいたい。

総じて、東海大学看護の編入試験の問題は、高校生レベルの基本的な(基礎から応用までの)単語・文法・英作をしっかりマスターしているかどうかが見られる。長文問題では、医学論文が出題されるため、新聞などで医学・健康系コラムに普段から目を通していることが重要である。しかし、全体的に看護・医療の英単語に関する問題はほとんど出題されていない(これは今後傾向が変わる可能性もある)。質問も解答も英語で書かれているものが多いため、全文英語で書かれた問題をスピーディーに読みこなす力を鍛える必要もある。

 

東京女子医科大学看護学部編入学試験

主に英語長文読解1題、並び替えや単語穴埋めなどの文法・熟語問題20題程度、看護英単語問題10題程度が出る。長文読解は、やや簡単な英文で短く、日米の風習(主に健康等)に関するものが多い。例えば英文の内容としては、「19世紀の異邦人に対する姿勢」や「日米の喫煙習慣の比較」などがある。長文読解に関する質問には、長文の内容と合っているかどうかの正誤問題10題程度○×式(問題文は日本語の場合と英語の場合と両方有り)と、1~2文の和訳、文中の単語の意味を問う問題(類似の意味の単語の選択等)である。長文は短く簡単なものが多いが、完全に内容を理解することを求められている傾向があり、内容と合っているかどうかの正誤問題10題は近年必ず出題されている。文法・熟語問題は、短文が20個程度あり、並び替えや穴埋め形式の問題である。並び替えは、簡単な構文を知っておく必要があり、穴埋めは高校レベルの熟語や用法(特に医療に関する会話問題が多い)を知っておく必要がある。看護英単語は10題程度英和で出題され、ガーゼやカルテや喘息などの基本的な病名の英単語の意味を知っておく必要がある。対策としては、総じて高校レベルの文法、構文、熟語を復習すること、短めの看護・医療英語長文を精読する練習をすること、基本的な看護英単語・熟語帳をマスターしておくことなどが挙げられる。英語長文・英単熟語の教材としては、看護・医療に関するものを使うことがお勧めである。

 

山梨大学医学部看護学科編入学試験

近年問題形式が変わり、英語が小論文(英語形式)に変わった。昨年度の小論問題は、英語の短文(3~4行)を日本語で要約させるものが一題と、それに対する自分の意見を日本語又は英語で答える問題がもう一題という構成だった。要約する英文は、Japan Times Weeklyから出題されており、やや難しめの英文である。しかし、Japan Timesのようなジャーナルからでも、比較的簡単な英文が抜粋されているので、それほど難しくはないと思われる。内容も、日本の食料自給率に関するもので、馴染みやすいものが出題されている。自分の意見を書く小論文の方の問題も、スペースは短く(4~5行)英文の内容が読めれば、すぐに書けそうなものである。総じて、英語の問題が小論文(英語)に変わったのは、問題のレベルをやや簡単にするためと思われる。問題形式が変わらないと仮定した場合の対策としては、自分の意見を小論文形式(代表的なものは、①<主張>⇒②<証拠>⇒③<もう一度主張を繰り返す>という構成である。)で書く練習をすることと、日ごろから、時事問題に関して自分の意見を考える癖を作っておくことと、英語の長文問題集を読んだり、要約する練習をすることが挙げられる。英語が比較的得意な人は、あまり時間を割かなくて済む可能性もあると思われる。しかし、問題形式が変わったばかりの頃は、問題形式がコロコロ変わる可能性もあるので、情報収集などの注意が必要である。
 

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そのまんま東さんの本で、日本編入学院が紹介されています。

「いろいろ調べて、日本編入学院という予備校があるのを見つけた。(中略)
編入学院では徹底的にしごかれた。小論文がこれほど難しいものとは思わなかった。(中略)
先生から添削で細かく注意を受け、論文らしい文章にすることを学んだ。」(p.75-76より)



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