(1)臨床心理士とは
臨床心理士とは臨床心理学の知識や技術を用いて、心理的な問題を取り扱う「心の専門家」のことである。
1988年に、心理臨床に関係のある16の学術団体の総意に基づいて、 「日本臨床心理士資格認定協会」が設立され、さらに2年後には、文部省 (現:文部科学省)から公益法人格を持つ財団法人として認められ、様々な 分野へ、臨床心理士を送り出している。
※平成29(2017)年4月1日現在で32,914名の「臨床心理士」が認定されています。
※臨床心理士にご興味をお持ちの方は臨床心理士資格完全ガイドも合わせてご覧下さい。
(2)臨床心理士の仕事
(2)臨床心理士の職場
(1)臨床心理士になるための流れ
※医師、心理学(又は隣接諸科学)を専攻する博士課程前期課程(又は修士課程)の平成15年3月31日までの修了者(近接領域は平成14年3月31日まで)には個別に規定あり。
※専門職大学院修了者は筆記試験(一次試験)のうち小論文試験が免除される
※臨床心理士の資格試験について
(2)臨床心理士指定大学院について
これから臨床心理士になるには、まず臨床心理士資格認定協会の臨床心理士指定大学院を卒業する必要がある。
また、臨床心理士指定大学院には、第一種と第二種がある。
臨床心理士指定大学院は年々増加しており,現在申請中の大学もある。
(3)臨床心理士の資格審査について
実施時期:毎年秋(11月)に1回実施
審査内容:臨床心理士として必要な臨床心理査定、臨床心理面接、臨床心理的地域援助。 また、それらの研究調査などに関する基礎的知識・技能について
第一次試験:100問の選択式の問題と1題の小論文
第二次試験:面接
※合否は一次と二次の結果を総合して判断される。
詳細は臨床心理資格試験対策のページをご覧下さい。
(1)受験科目と勉強法
英語
1.長文和訳主体で勉強。
2.専門用語の英単語を押さえる。
3.内容に相応しい訳文を目指す。
※大学受験時のように、知識詰め込みの勉強だけでは対応しきれない部分もある。
※最近では、全訳問題以外の形式も若干増えつつある。
※大学院進学後、研究のために読む文献は英語で書かれているものが多くなるので、そのためにも学習しておく必要がある。
心理学
1.心理学専門用語の説明のスタイルとポイントを押さえる。
2.専門的なテーマについて論述形式で書く。
3.事例集などを参考に新傾向問題に備える。
※大学受験時のように、知識詰め込みの勉強だけでは対応しきれない部分もある。
※最近では、全訳問題以外の形式も若干増えつつある。
※大学院進学後、研究のために読む文献は英語で書かれているものが多くなるので、そのためにも学習しておく必要がある。